【編集部講評】地方新聞社の記者として再就職した作者が、職場や取材先での出来事と自身の心の葛藤を描くコミックエッセイ。記者ならではの観察眼が作品にも反映され、細部まで丁寧に描かれている。また主人公の心が揺れ動く様子が物語に奥行きをもたらしている。コマ割りやフキダシの読みづらさなどは整理が必要で、演出面も改善の余地がありそう。記者という仕事で学んだノウハウを盛り込みつつ、実際に経験した印象的なエピソードや個性的な同僚たちとのやりとりなどを通して、主人公が成長していく作品を読んでみたい。
最終更新日 :
2025年04月23日 (水)